黄金井の里(こがねのさと)小金井産業振興ホームページ

  • 小
  • 中
  • 大
HOME  >  ものづくり  >  気相成長株式会社

『ものづくり』小さくてもキラッと光る

事業所詳細

事業所一覧へ戻る

気相成長株式会社

気相成長株式会社
  • その他
  • 武蔵小金井駅南口
主要品目■化学気相成長装置を用いた委託実験
半導体新規プロセス用の原料探索や基礎実験の依託事業。成膜メカニズムを解析する高度な技術を持っているので、短期間、低コストを実現。
■新規化学気相成長用原料の開発と成膜評価
太陽電池やLED等の半導体等を製造する最先端のCVD原料の提案、原料合成及び精製、合成プロセスを開発。これまでに成膜が困難だった新規薄膜を開発する。
■少量高付加価原料の製造・販売
多種の化合物原料の製造・販売。世界中で当社でしか供給できないCVD原料も多数持っている。
■化学気相成長装置の研究開発
 研究目的にあった、あらゆるタイプのCVD装置を提供できる。
住所〒184-0012 小金井市中町2−24−16 農工大・多摩小金井ベンチャーポート301号室
代表者代表取締役 町田 英明
問合わせTEL/042-401-1783    FAX/042-401-1783
ホームページhttp://www.kisoh-seicho.com/

PRメッセージ

●研究開発に従事するために起業
  • Photo Gallery 1

町田社長はエレクトロニクス関係の製造販売会社で、半導体、先端デバイスの研究開発に取組んできたが、企業規模の拡大とともに、長期間を要する研究開発が困難な環境になってきたことや、続けてきた研究開発への企業ニーズが高まってきたこと、また管理職よりも研究開発の現場にいたいとの思いから退職を決意する。その後、東京大学での研究員を経て、農工大・多摩小金井ベンチャーポートの創設・入居者募集を機に、以前より構想していた会社の設立に乗り出した。 設立当時は、研究設備の投資負担と、研究だけで売上げが上がらないといった、研究開発ベンチャー特有の厳しい事業環境の試練を受ける。さらに、設立半年後に、サブプライムローン問題が発生し、大手企業の先端デバイス研究が軒並み凍結状態となる等、厳しい事業環境に追い討ちをかけることとなった。そのため計画が約1年半ずれるといった厳しい船出となったが、節約等の工夫で何とか乗り切り、その後、徐々に受注量も増え、経営を軌道に乗せた。その頃が一番大変だったと町田社長は振り返る。

●原料開発から生産技術まで総合的コンサルティング提供が強み
  • Photo Gallery 3

追い風の一つとなったのは、大手メーカーの研究開発部門の事業環境の変化だ。大手メーカーの研究開発部門では安全・品質管理面が厳しくなっており、研究員のアイデアに基づいた実験等が、気軽に取組める環境がなくなってきている。また、研究開発が会社に申請し取り組むまで1年とか長時間がかかるようでは、国際競争で負けてしまう。そのような中で、スピーディかつ低コストで身軽に取組める研究開発の外注化が注目され、外注ニーズが高まってきたのだ。

●CVDの研究センターを目指して
  • Photo Gallery 5

今後、さらなる先端デバイスの進歩に向けたサービス機関として、大量販売による会社規模の拡大を目指すのではなく、少量で高付加価値のものや技術を販売していくことを志向している。積極的に特許を取得し、CVDの原料開発・製造と成膜加工を二本柱として、CVDの技術センターとなることが目標だ。「原料開発は料理みたいなもの」と町田社長は語る。基本的な料理の作り方があって、その中で材料を変えたり、前処理方法を変えたり、時間を変えたりすることで、目指している原料の製造ができる。この製造方法や過程を組み立てるためには、経験や柔軟な発想が重要となっている。町田社長の柔軟な発想力を裏付けるのは、 気相成長(CVD)の研究者としての顔以外に多彩な顔を持っている点かもしれない。事業者としての顔の他に、特定非営利活動法人科学知総合研究所の地球共生部会での環境活動や、「版画家 まちだえいめい」の作家としての顔を有しているのだ。版画は、20年前に作成した版画の年賀状がきっかけで作品づくりに取組み、今では文展、帝展、日展の中核として発展してきた、歴史ある(社)光風会の会員であり、日展へも出展する作家として活躍している。技術だけで走ると発想が偏るが、この創作活動とのバランスが事業においても新しい発想を生んでいるのかもしれない。

●交流・連携から新たな価値創造へ
  • Photo Gallery 7

また、企業間交流への関心も高い。普段、思いつかないヒントが生まれたり、つながりができたりすることを想定し、LSI、太陽電池等の最先端技術を持った企業だけでなく、半導体ではプリント基板に半導体技術が使えるか等、基礎的な技術交流により新たな事業展開につながることを期待しているのだ。「交流は、業種を絞らず、多様な人が集まる機会を作り、「『そんな技術ならば、これに使えるのでは。』といった会話ができる場があるとよい。技術関係の企業だけでなく、インターネット関係の企業との交流も興味があるよ。いずれにしても、知らないテクニックは可能性があり、どんなつながり方をするか分らないから面白いね。」と語る町田社長は、多様な顔を通じて、常に社会にアンテナを立て、新たな価値を生み出すことに意欲的な人物だ。

ページトップへ